学術機関

特定非営利活動法人 インターライ日本

公式HP:http://interrai.jp/

高齢者ケアの現場では、介護の内容となるケアプランが重要な役割を持ちます。私たちは、MDS (Minimum Data Set: エム・ディー・エス)と呼ばれるアセスメント表に基づいて、検討すべき問題を整理し、その要因を追求することによって、根拠のあるケアプラン作成を行うMDS方式を日本に導入・普及してきました。MDS方式は、国際的にはアセスメント表とケア指針を合わせてRAI(Resident Assessment Instruments:ライ)と令名されており、その著作権は国際的な研究組織として米国の非営利公益団体に認定されているインターライ(inter RAI)が保有しています (インターライとは、インターナショナルとRAIを合わせた造語です) 。

これまで私たちは、日本及び東アジアにおけるMDS方式に関する研究・連絡の拠点として「インターライ日本委員会」の名称で任意団体として活動してきました。しかしながら、日本における介護の質の向上に関する社会的な関心の高まりと、インターライのケアプラン方式が全面的に刷新されたことを受けて、「MDS方式」を「インターライ方式」に名称を変更します。そして、ケアの質の向上に賛同する企業・団体との連携を強め、インターライ方式の普及活動をより積極的に進めるために2011年8月に特定非営利活動法人インターライ日本を設立することとしました。また、法人設立による積極的な情報公開を通じて、わが国の喫緊の課題である客観的な評価に基づくケアの質の向上に寄与してまいります。

当法人は、インターライ方式を用いて、高齢者ケア等の向上のための調査・研究並びにその公表に関する事業、インターライ方式を用いての高齢者ケア等の普及・啓発に関する事業、高齢者ケア等の質の向上を目的とする企業・団体等との連携及びその支援に関する事業を行い、日本における高齢者ケアの質の向上を図り、もって広く一般市民を含む公益に寄与することを目的とし、社会に貢献していきます。

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